わたしが「子どもが好きだ」と言えない理由


今日は三兄弟のわんぱく坊主たちと、

たくさんお話をしました。

 

ふだんの生活では決して取り扱わないデリケートな話題、

きっと、これまで誰にも開いたことがなかった心の扉。

 

トントンとノックしたら、

三人とも、どうぞって入れてくれました。

 

私に出来る最大限のマナーとして、その扉の内側に入っている時は、

その子からフォーカスを外さないように、

その子に脅威を感じさせるような振る舞いをしないように、

そして、明るく暖かく在るようにしています。

 

そうして「子ども」と接する時、

その子の「心」と「わたし」を隔てる壁が

大人のそれよりも遥かに薄いことに気付かされます。

 

中には、いろいろな家族の想いや感情や執着みたいなものを

その小さい身体に一身に引き受けているような子もいます。

必死になって、自分を守るために壁を厚く塗ろうとしているんだけれど、

その厚塗りしたはずの壁は、まだ微かに透き通っていて、

その子の必死感がそこから垣間見えたりします。

 

精一杯生きています。

 

それはきっと、

大人も、子どもも。

 

ただ、認められ、愛されることを求めて。

その志向性、方向性は同じです。

 

ただ子どもの方が、よりストレート。

大人になるほど、透明だったはずの壁には

いろいろな不純物が混ざり込み、

時にはそのせいで、自分の方が世界から隔てられたような気持ちにすらなります。

 

不純物を混ぜ込んでいるのは、自分自身だったりするのだけれど。

 

 

 

 

 

私には、歳の離れたきょうだいがいました。

弟ばかり、4人。

 

昔から、小さいお母さんのようでした。

両親が忙しくしていたこともあって、

一通りのことは、家事でも育児でもこなしたんじゃないかと思うぐらい、

背伸びをして生きていました。

 

だから、かつてはずっと「メンドクサイ」って思っていたのです。

子どものことが。

小さい大人だったわたしは、そう感じていました。

子どもが、羨ましかったのかもしれません。

 

 

手放しに、子どもが大好き!

だから、こうして子どもにフォーカスして生きているのかというと、

たぶん、始まり出しは少し違う。

今は、素直に心から愛しいって思うんですけどね。

ただ、「子どもが好きだったので、この活動をしています」

という単純な動機ではないように、自分では感じるのです。

 

取り扱うのが本当に面倒だということも、

性の悪い生き物であるということも、

時に恐ろしいほど残酷だということも、

いやというほど感じてきている気がします。

 

とっても時間と体力のかかる存在なのだということも。

 

一方でやはり、

「なぜだか分からないけれど、心がきゅっと惹き付けられる」

「自分の存在が、そのままでいいんだって感じられる」

そんな、言葉を超えた感情を与えてくれる存在であることも、

強く感じてきたのだと思います。

 

 

結局、「子ども」とは、「人」なのです。

「今を生きている人」なのです。

 

その瞬間・瞬間を、まさにその心に刻み付けている人、なのです。

 

逃げも隠れもできないから、

大人よりも問題を起こす。

逃げも隠れもしないから、

その時の感情を素直に表現する。

 

だから、子どもにとって「今」は、限りなく大切なのです。

 

 

 

「純粋無垢で、明るく元気」

だから可愛い、だから好き、

もはやそんな感情ではない気がします。

 

 

好き嫌いの感情を超えて、

「今を生きる」彼らが、私には限りなく魅力的だと感じられるのです。


About Mutsumi

龍庵塾でブログを担当している「むっちゃん」です。 ペンネーム:芦田むつみ コモンセンス・ペアレンティング・トレーナー


2 thoughts on “わたしが「子どもが好きだ」と言えない理由

  • イブ

    小さいお母さんのようだった。そうですか~
    少し淋しい思いをされていたのかもしれません。
    でも、淋しさを知っているからこそ、愛せる力が
    むっちゃんにはおありなのですね。
    そして、4人の弟さんのお世話をされたことも、
    生かされているのですね。
    そんな風に感じました。

    • Mutsumi Post author

      イブさん、ただいまです^^
      長らくご無沙汰してしまいました。
      3月、4月を飛び越えて、今月からまた書き綴ることを再開しようかと思っています。
      いつも本当にありがとうございます♬

      「少しさびしい思いをされていたのかも」という
      イブさんのコメントのことばが、ぽーんと自分の中に入ってきました。
      それはそうなのだと思います。でも、なぜだか完全にそうだと断定もできなくて。

      わたし自身がACだったから、わたしは今、この活動をしているのだろうか?
      その枠組みで自分を捉えて、それを肯定も否定もできないでいました。

      今は、それよりもっと広い枠組みで物事を考えられるようになった気がします^^
      愛を伝えるために、愛に生きること。それが自分の人生の目的だと、思い至りました。
      それがどういうことなのか…少しずつお伝えしていけたら、と思います。

      今後とも、よろしくお願い致します♬

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